2006年11月12日日曜日

ソフト焼き玩具

【名前】
「ソフト焼きって何ですか?」と言われることがあります。ソフト焼きとは、ソフトビニールを成型する(=焼く)作業のことです。成型屋の職人さんが「ソフト焼き」と呼んでいるのが気に入り、やさしい温かみのある語が私たちの商品イメージにぴったりだったので「ぶたのはなソフト焼き玩具」とそのまま商品名に使わせていただきました。職人さんが怪獣たちをひとつひとつ焼きあげている姿のようなものが、製品を通して伝わってくれればいいなと思っています。
【造型】
怪獣ソフビというと対象はほとんどが男性という中で、かっこいい怪獣を格好良く作ることはもちろん、例えば怪獣の名前を知らない女性が見ても「これかわいい!」と思ってもらえるものを作りたいと思っています。
そして、ぶたのはなソフト焼き玩具の怪獣は、いわゆるレトロタイプのソフビというよりもデフォルメソフビであり、○○風と称されるものではないので(わかりやすくいえば駄玩具的なもの)本当に理屈抜きで、造型を気に入ってかわいいと感じてもらえれば嬉しいです。
【大きさ】
ソフト焼き玩具の円谷怪獣たちをシリーズ化するにあたって、サイズを決める時に「おもちゃとしてのかわいらしさが出せる上で、ソフビとしてじゅうぶんに満足できる大きさにしたい」という点は明確に持っていました。
今現在、他メーカーより発売されている怪獣ソフビは、いわゆるスタンダードサイズが主流という中で、もし私たちが他メーカーと同じサイズで作ったとしたらどうだろうか?と考えたところ、他メーカーからどの怪獣が発売されているのか否かを考慮した上で、私たちの製品を決めていかなくてはならないという正直やりにくい部分がありました。
私たちがやりたいことはシリーズ化なので、できるだけ他を気にせずに自由に製品を出していきたいという気持は当然ながらありました。もしスタンダードサイズで作るなら、そのサイズで作りたいと思うものが私たちの中で見つかった時に作ろうと思いました。
スタンダードサイズほど大きくはなく、もうすこしサイズダウンしても、欲しい!集めたい!と思ってもらえるものを作りたい。そんなことを思いながら、おもちゃとしてのかわいらしさと怪獣ソフビとして満足できる大きさを考えながら試作していくうちに、13センチという大きさになりました。このサイズなら、かわいらしさも満足感も両方得ることができると思っています。
13センチというと「ミドルサイズですね」と言われることもあります。確かに一般的にミドルサイズに相当するかと思います。ですが、私たちはあえてそう呼んでいません。理由として、ぶたのはなソフト焼き玩具を他のものさしで計るのではなく、先入観を持たずに見ていただきたいからです。そして、13センチの怪獣たちが作り出す世界に信念を持ち続け、ひとつのシリーズとして確立させたいという思いによるものです。
【重さ】
実際にぶたのはなソフト焼き玩具の怪獣を手にしてみると、思いのほか軽いことに気付くと思います。ですが、実は円谷怪獣シリーズを始めた頃に発売した何体かの怪獣たちは、重い仕上がりになっています。
怪獣ソフビはずっしりと重いものであると思っていた私たちに、成型屋さんは「昔はもっと軽かった。こんなに厚くつけてなかったですよ。」とアドバイスをくれました。実際に当時もののソフビをいろいろと見て触り、確かに軽く薄づけであることがわかりました。また、手にした時の感じがとても気持ちがよく、成型屋さんに何体も重量の異なるサンプルを出してもらって、私たちの心地良い重さを検討しました。
以後、昔のものほどは軽くしていませんが、手にした時の心地良さを優先して重量を決めています。